「IQよりグリア細胞！正解のない時代にネットワークビジネスで勝つ脳の条件」

ネットワークビジネスの成功はIQ（知能指数）の高さよりグリア細胞の数？

ネットワークビジネスという世界は、ひと昔前の「頭の回転が速い人が勝つ」ビジネスとはまったく異なります。台本どおりに動いても成功しない。マニュアルどおりに動いても成果が出ない。なぜか？ それは、ネットワークビジネスが「正解がない問い」に向き合い続ける仕事だからです。

IQが高ければ成功できる？ その発想はもう古い

多くの人が「頭がいい＝IQが高い」と考えがちですが、これは今や時代遅れの価値観だと、脳科学者の毛内拡先生は語ります。

「IQとは、正解がある問いに対して素早く正確に正答を導く能力を測るものです。つまり、学校のテストのような世界では確かに重要ですが、現代のように正解がない時代、特に『VUCA（ブーカ）』と呼ばれる変化と不確実性に満ちた時代には、それだけでは不十分です。」（毛内拡氏）

ネットワークビジネスこそ、まさにVUCAそのもの。相手も状況も常に変わり、「これをやれば成功する」という万能の答えなど存在しません。必要なのは、正解が見えない状況でも、考え続け、試し続け、粘り強く行動できる力。つまり「脳の持久力」なのです。

VUCAとは、Volatility（変動性）、Uncertainty（不確実性）、Complexity（複雑性）、Ambiguity（曖昧性）の頭文字をとったもので「変化が激しく先行きが見えない」とされるいまの時代の特性を言います。

脳の持久力を支えるのは、実は“グリア細胞”

脳内で思考を司るのはニューロン（神経細胞）ですが、それを支え、整え、修復し、維持するのが「グリア細胞」。毛内氏によれば、

「複雑な脳を持つ動物ほどグリア細胞が多い。人間はネズミや猫よりも圧倒的にグリア細胞が多く、さらには“20世紀最大の知性”アインシュタインの脳には、ある部分で通常の2倍のグリア細胞があったことが分かっています。」

つまり、グリア細胞がしっかり働いている脳ほど、長時間にわたって粘り強く思考し続けることができる。これが、「脳の持久力」であり、ネットワークビジネス成功者にこそ求められる脳の状態です。

考え抜く力は“生まれつき”じゃない。鍛えられる

とはいえ、「私はそんなに頭がよくないから…」と諦めるのはまだ早い。グリア細胞の“数”は増やせませんが、その“活動”は日常生活の中で活性化できます。

毛内氏は、次のような行動を推奨しています。

• 新奇体験（Novel experience）：普段の自分ではやらないような珍しい体験
• 情動喚起（Emotional arousal）：心がドキドキするような体験

これらは、まさにネットワークビジネスの日常そのもの。知らない人に声をかける、新しい人間関係に飛び込む、自分を売り込む──これらはすべて、グリア細胞を活性化する刺激になります。

まとめ：ネットワークビジネス成功のカギは、脳の「粘り強さ」

ネットワークビジネスで成果を出すには、テンプレートどおりの頭の良さよりも、試行錯誤を続けられる脳のスタミナ、つまり「グリア細胞の活性化」が欠かせません。

IQでは測れない「脳の持久力」が問われる時代。脳の“主役”は、実はあなたの中にもういるのです。

●

【参考記事】「IQが高い人ほど頭がいい」は時代遅れ。本当に頭のいい人の脳には特徴があった

●

●●●●

ネットワークビジネス(MLM)初心者を襲うドリームキラーとその対処法