ネットワークビジネスでも販売方法の多様化、MLM各社相次ぐECサイト開設

 

2020/09/10日本流通産業新聞より↓

ネットワークビジネス（ＮＢ）企業が、ＥＣに乗り出すケースが相次いでいる。
ＥＣサイトを開設した事業者は新たな市場での拡販だけでなく、
会員によるフリマサイトの転売防止にもつなげる。
ネット通販の売り上げの一部を会員のタイトルに応じ、還元することで
ＮＢへのモチベーションを高める狙いもある。
ＮＢでの購入方法も、アプリやＳＮＳを活用した販売が増え始めている。

 

＊ネットで売られるMLM（NB）の製品

 

会員が毎月購入する製品は定められた価格であり本来は会員だけが買えるものです。

しかし現実にはヤフオクやフリマサイトで安く売られています。

特にサプリメントや化粧品はあちこちで見られます。

会員にならなくても入手可能、しかも低価格で、ですね。

インターネット以前ではこういう問題はほとんどなかったでしょう。

憶測ですが買い過ぎやタイトル保持のために無理に買い込んで余った場合
処理に窮して会員自身が価格を下げて誰かに売るということはあったかもしれません。

MLMの製品はまっとうな会社のものであればほとんど高品質、
高性能のものです。
一般の市場で店頭販売しているもののクオリティを凌ぐ製品であることが
MLMのひとつのウリだからです。

ネットで転売される現在はMLM独自の流通形態が崩れているといえます。

ムリに会員にならなくても、いいものをシバリなしで使いたい時使いたい分だけ
入手できるからです。

会員は基本的に定額でしかも毎月購入しなければならないというシバリがあります。
（すべてのMLMがそうだ、とはいえませんが）

これは会社、会員双方にとって由々しき問題であったのです。

 

＊ECサイト開設で転売は防げるのか？

 

ヒト幹細胞美容液のスキンケアシリーズ「アクアージュ」を販売する、
アウラインターナショナル（本社福岡県、右近雅也社長）は、
今年７月にＥＣサイトを開設した。

ＥＣ展開には二つの狙いがある。

まずはＮＢ企業として大手ＥＣモールに出店することで
ブランディングを図ること。
二つ目は、自社製品の転売の防止だ。

ブランディングを図ることはよしとして
はたして転売は防げるのか？ですね。

 

＊転売不能なMLMの製品、サービスとは

 

MLMのすべてがこの問題を抱えているわけではありません。

転売できないものもあるからです。

それは「モノ」ではないもの。

サービスやシステムですね。

MLMをこれから選択する、あるいは今やっているMLMに
疑問、不安を感じているかたは一考の価値があるかもしれません。

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◆「継続すること」がネットワークビジネス成功の秘訣ではない