◆ビジネスも、「社会の迷惑に鈍感な人」がやってはいけない。アタリマエ
世の中にはいかがわしいショーバイが溢れていますね。
商売と書くとまっとうな商売に失礼と思い、
敢えてカタカナにしました。
ネットワークビジネスもその類のひとつだと思っている人も
多いことでしょう。
それについていまここで書く気はありませんが、
この新聞記事を読んでスッキリした秋晴れのような心持が得られたので
全文シェアさせていただきます。
SNSでこの新聞記事の「電車内化粧」についてちょっと取り上げたら
「気にならない」、「他人がとやかくいうことじゃない」
「眺めてると面白い」
という方もいました。
僕はこの新聞記事が「万人の賛同を得るべきもの」だとは
思っていません。
様々な感じ方の人がいろいろな意見をもって共に生きている、
それが社会です。
しかし法律を制定して罰するほどのことではなくても
他人に迷惑を及ぼす行為はたくさんあります。
法に触れなければ何をやってもいい、というわけには
いきませんよね。
そういう事に鈍感で気づかない人、あるいは気づいていても
やる人が少なからずいるのは事実でしょう。
そういった人たちがビジネスに参入して本来まともなビジネスを
荒らし、
いかがわしいショーバイと思わせざるをえないようなやり方で
そのビジネスに汚名を着せているということが多々あります。
最悪のケースでは法に抵触して報道沙汰になり、汚名が拡散しています。
そのビジネスでまっとうな活動をしている人たちはもちろん
社会にとって実に迷惑なことです。
(以下引用。毎日新聞2017年9月10日掲載)
強い香水、電車内で化粧…
公衆の迷惑に鈍感な人々電車で、隣に座った女性が、その世界に疎い私でも
「明らかにあの銘柄だ」とわかる、私が嫌いな香水をつけている。
オシャレのつもりだろうが、なぜ無関係の私にまで嗅がせるのか
理解に苦しむ。
おめかししてどこかの名店でディナーを楽しむのかもしれないけれども、
ご一緒するご仁もこの強烈さでは気の毒だ。
2日で一瓶が空になるのではないかというぐらいの強さで
匂いを放っている。
寿司屋のカウンターなどでこういう人が隣にきたら、
わざとご本人にわかるような形で席を変えてもらうが、
空席がなければ迷わず店を出る。ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で読んだ話だが、
電車内で投稿者の隣にいた美人女性が化粧をしていたそうだ。近くに二枚目の男性がいて、彼が途中の駅で降りる際に、
紙片を女性に手渡したとか。
いわゆる「電車内ナンパ」でメールアドレスでも伝えられたのか。
彼女は爽やかな彼の後ろ姿を目で追い、高揚した面持ちになり、
持たされた紙に目を落として一瞬固まっていたそうだ。
すかさず横からのぞき見したら、「家でやれ」と書いてあったとか。もうひとつは先日、大阪にある料理店の店主から教えてもらった話。
彼が地下鉄に乗っていると、空いている隣の座席に
70代と思われる清潔そうな紳士が「失礼します」と座った。
洗練された所作に感心していると、新聞を取り出して、
それはもう慣れた手つき、何のジャンルかはわからないが
熟練の職人のように新聞紙を最小限の空間の中で
ご自身の肩幅以下に畳み、読み始めた。ふと前に目をやると、向かいの席に座った30代の女性が
せっせと化粧をしている。
店主が「またか」と思って見ないようにしていると、
読んでいた新聞を膝あたりに下げた隣の紳士が、
向かいの女性を見据えて、これまた最小限の声で、
しかし相手にははっきりと聞こえる声で、
「パンツは家ではいて来い」と注意した。
険悪な空気が流れるかと思えば、向かいの女性は
「すみません……」と小さな声で言って、
すぐに化粧道具をしまったそうだ。時間がなく、致し方なく作業をしていたところ
だったのだろう。
しかし、この言葉の選び方の絶妙な例えが、
最小で最大の効果を発揮する気持ち良さに
店主は大いに感服したという。
もちろん、相手を選んでの処置だったのだろう。
この女性が、瞬時にその言葉の趣旨を理解する判断力を
持っていたこともよかった。以前にも書いたが、「誰にも迷惑をかけていないじゃないの」という反論がよくあるけれども、
迷惑かどうかはハラスメントと同じで、
その意図があったかどうかは別問題だ。携帯電話で所構わず通話をすることにも、
「周りの人の会話ほどの声を出していないからいいではないか」
と思っている人が多い。
相手の言葉が聞こえず虫食いになった会話は、
心理的に不健康なストレスを感じるということが
わかっていないのだろう。化粧にしても、その同じ空間にいる異性、
もちろん時には同性にも、
「あんたらなんか目じゃないのよ」と、
いらぬ宣言をされていることと同じだから不快なのだが、
自覚していない人の多さには参ってしまう。もし多くの女性がいるところで、男性がカツラを外して
頭皮の汗を拭いてセンスで頭とカツラをあおぎ始め、
きれいに装着し直すという行為を見たら、
もちろん楽しむ人もいるだろうけれども、
快適でいられる人ばかりではないのではないか。なぜトイレのことを「化粧室」というか、
考えてほしいものだ。松尾貴史(放送タレント)
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