◆ネットワークビジネスの成功曲線を理解して正しい成功イメージを描く
目標設定には短期・中期・長期とありますが、ほとんどの起業家は
起業当初、短期の目標に過大な期待をしてしまうということです。
最初の段階ではイメージどおりの結果がなかなか出ないものです。
しかしそのために焦ったりする必要は全くありません。
人間は時間(努力量)の経過とともに出るはずの成果イメージを
勝手に描きます。
つまり時間と成果は比例するという誤ったイメージです。
そのために短期目標と現実のズレに悩むのですが
実際には成功曲線というものがあり、
その誤ったイメージどおりにはいかないのです。
●成功曲線を理解していないと杞憂が生まれる
努力によって得られるスキルや知識が増えるスピードよりもかなり遅れて、
成果は後から一気に追いつくというのが成功曲線です。
グラフで表すと直線でなく二次曲線なのです。
時間の経過と成果は比例しません。
当初の成果は横ばいないし微増の時期が続きます。
この時期に誰しも不安に思うのは「こんなことで成功できるのか」
ということです。
この不安に押し潰されて成功への確信がゆらぎ
辞めてしまう人が多いのです。
成功者は後になってこれが杞憂だったことに気づくのです。
よくネットワークビジネスの成功確率を問題にする人がいますが
成功確率が高いものは誰でも成功出来るというのは勘違いです。
私の考えでは100人が全員「辞めないで」正しい活動を続けるならば
成功確率はほぼ100パーセントなのです。
その意味では健全・堅実なビジネスなのですがそのあたりも
よく理解されていないように思います。
松下幸之助の松下政経塾に「五誓」というものがあり
その中の「素志貫徹の事」に
「成功の要諦は、成功するまで続けることである。」とあります。
つまり確率を問題にしても意味はなく、辞めない人しか成功できないという
ごく当たり前のことではないでしょうか。
話を元に戻します。
●ブレークスルーポイントを超えると成果と努力の関係が逆転
この不安な時期を耐えて努力を続けて行くと、ある日突然成果が上がりはじめ
一気に成果が増えるポイントに遭遇します。
この“ある日”のことを「ブレークスルーポイント」と言います。
そしてブレークスル―ポイントを迎えると
成果は爆発し加速度がついて急上昇するのです。
例えば、いままで100の努力に対して成果が1しかなかったとしても、
50の努力にたいして100の成果が出るということです。
これはネットワークビジネス特有の「レバレッジ」の効果による
逆転現象なのです。
この段階になれば、初期の段階に「こんなことで成功できるのか」
と思ったのは杞憂だったことに気づけるでしょう。
ネットワークビジネスではこの成功曲線がそっくりそのまま
当てはまります。
成功曲線を知らずブレークスル―ポイントを迎える前に
諦めてしまう人が多いのは実にもったいない事なのです。
成功曲線を理解して正しい成功イメージを持って活動していれば、
短期目標に過大な期待をして焦ることもなく、
ブレークスル―ポイントが訪れるのを楽しみにしながら
ビジネスを続けられるのです。
◆ネットワークビジネスは、長く生きた経験を活かしてできる生涯 の仕事