◆危弱性は間違いがさらなる間違いを生んだ結果の間違い

危弱性←これを何と読みますか?
そのまま素直に読めば「きじゃくせい」ですね。
しかし「危弱性」という言葉はありません。
そう言われて改めて考えてみると何か思い当たる節はありませんか?
コンピュータ、インターネット、セキュリティといったカテゴリの話題で、
近年急激に登場回数の増えた言葉に「脆弱性」というものがあります。
これです!「危弱性」は「脆弱性」の誤記だったのです。
ところが、「脆弱性」は「きじゃくせい」とは読みません。「ぜいじゃくせい」です。
私も間違って読んでいましたが読みの間違いだけでなく
表記まで間違えている例が多いので老婆心ながら書いているのです。
ところで、この言葉「脆弱性」についての面白い話を見つけたのでシェアします。
『興味深いことに、「vulnerability」が「脆弱性」と訳された結果、恩恵を受けた者がいます。
「脆弱性」を抱えたソフトウェアを販売し、利用者を危険にさらした「作成元」の企業です。
発見された問題点を報道する際、「欠陥」や「障害」などのインパクトある言葉が使われていれば、
騒ぎも大きくなったことでしょう。ところが、意味の良くわからない「脆弱性」なる言葉が使われた文章では、
その「危険性」は強調されず、むしろ霞がかけられた状態になります。報道の記事はそれほど注目されず、責任元であるはずの企業が
強い非難を浴びることもありませんでした。問題を「卑小」なものに見せかけるためにわざと選んだ言葉なのではないかと
疑われるほど、「脆弱性」は意味不明な言葉だったのです。』(引用:サイト「誤字等の館」より)
「脆弱性」を「きじゃくせい」と誤って読んだことが原因となりその誤りが発展して
「危弱性」という誤った表記を生みだしたものです。
ひとつの誤りがさらに次の誤りを生みだすことは身の回りでも
気づかずに起こっているのかもしれません。
(この記事は脆弱性と気弱性をもつ投稿者によるものです。)
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