◆核酸のフォーデイズ(FORDAYS)が業務停止?というウワサからネットワークビジネスの脆さを考える
M3が処分を受けています。
今、核酸のフォーデイズ(FORDAYS)が業務停止処分をうけるのでは?
という話を耳にしたので、考えてみました。
フォーデイズといえばネットワークビジネス業界では押しも押されもせぬ大企業ですね。
●ひとくちに業務停止処分といってもその内容には二つある
ひとつは会社が何らかの違法行為をしている、した場合です。
例えば一般的な会社組織では粉飾決算をする、
詐欺的商品、サービスを販売する、
法に抵触するものを製造販売する、
クルマのメーカーが燃費を過小に申告・発表する、
などですね。
不公正な談合、闇カルテルなどの言葉はよく耳にすることがあります。
法に触れる反社会的な行為、業務をしているということです。
よく、事件が発覚した時、それは会社ぐるみなのかどうか、
ということが問題になります。
このケースは会社が違法な営業を推進し
その違法性を社員が知ってか知らずか遂行するということです。
会社ぐるみというより会社そのものが違法ということです。
粉飾決算などでヤリ玉にあがる企業の社員などは寝耳に水
ということもあるでしょう。
会社のために真面目に働いていて後ろ指さされるハメになるとは
思ってもいないでしょうから。
もうひとつは会社は健全なビジネスを展開していたとしても
そのビジネスに関わる者が違法行為を犯すという場合です。
つまり会社ぐるみではないという場合ですね。
この場合でも会社に責任は問われます。
会社は信用、信頼を傷つけられ業務停止処分を受けてしまう。
まっとうに活動している他の人達にも多大な迷惑をかけることになります。
どちらにしても会社はイメージダウン、
大きなダメージを受ける事になるのです。
●ネットワークビジネスには、避けられない
構造的欠陥がある
先述した会社自体が違法である場合は業務停止処分は当然のことでしょう。
ここではもうひとつのケース、
会社自体はまっとうでも業務停止処分を受けてしまう場合についてです。
一般的な会社組織では、社員は会社という特定の場所に集まり
ほぼ同一の時間を使って業務にあたります。
日中は一人で活動する外回りの営業でも基本的には夕方会社に戻り
一日の業務を報告するのが普通でしょう。
個々の社員には上司がいて常にコントロールされています。
そこでは毎日上意下達が行われています。
しかしネットワークビジネスの場合はそういうことはありません。
ビジネスに参加する時に面接もなければ履歴書を提出する事もない。
条件を満たすといっても20歳以上、学生以外なら誰でもできるのです。
会社は顔を見た事もない人にビジネスを託しているということです。
会員のビジネス活動は、ノルマがある場合もありますが、
言葉は悪いですが殆ど野放し状態です。
上意下達といっても会員組織が大きくなればなるほど
それは末端まで届きにくくなるでしょう。
会員にはどんな人がいるか、ひとりひとりを把握することは
できません。
毎日上司がコントロールするというサラリーマン組織のビジネスではないのです。
ネットワークビジネスの魅力の裏側、他人と場所も時間も共有せず
自由に活動できるビジネス、
ここに落とし穴、まさに構造的欠陥があるのです。
◆ネットワークビジネスの組織崩壊が起こる原因のひとつは人の質