◆現状のネットビジネスは副業として稼げるのか
ネットビジネスは、インターネットを利用して行うビジネスの総称です。
近年では、インターネットの普及により、様々な種類のネットビジネスが生まれています。
代表的なネットビジネスの種類は以下の通りです。
●EC(電子商取引):インターネットを通じて商品やサービスを販売するものです。
●アフィリエイト:インターネットで企業の広告や商品を紹介し、成果に応じて報酬を得るビジネスです。
●Web制作:企業や個人のウェブサイトを制作するビジネスです。
●Webデザイン:ウェブサイトのデザインを制作するビジネスです。
●Webマーケティング:ウェブサイトやSNSなどを活用して、
企業の商品やサービスを宣伝・販売するノウハウを提供します。
●コンテンツ販売:電子書籍、動画、音声教材などを販売するものです。
●オンラインコンサルティング:専門知識やスキルを活かして、
オンラインでコンサルティングを行うビジネスです。
●データ入力:パソコンを使って、データを入力・整理する仕事です。
●プログラミング:ウェブサイトやアプリなどを開発するビジネスです。
この他にも、様々なネットビジネスが存在します。
ネットビジネスは、時間や場所に縛られずに働けるというメリットがあります。
しかし、ネットビジネスで成功するためには、専門知識やスキルが必要となります。
また継続的な努力も必要です。
ネットビジネスと紛らわしい名称であるネットワークビジネスですが
単にネットワークビジネスと言えばインターネットとは直接関係はありません。
しかしインターネットと融合したネットワークビジネスが生まれています。
ネットワークビジネスをインターネットで展開するものですがこれを私たちは<オンラインMLM>と
呼んでいます。
これもネットビジネスのひとつです。
ネットビジネスが副業として稼げるかどうかは一概に言えません。
一例ですがある調査によると
アフィリエイターの約70%は月収1,000円以下、
約90%は月収5,000円以下といいます。
月収数千円では副業とはいえずお小遣いレベルですね。
毎月3万円以上稼いでいるアフィリエイターは
全体の約2%だということです。
この2%の中には月収数百万~億という
稼げるアフィリエイターが多数おり、
現状は二極化しているという状況のようです。
月収3万円以上なら副業レベルといえなくもないでしょう。
アフィリエイトで副業レベル以上の稼ぎをしている人は
わずか2%しかいないということです。
アフィリエイトに限らずネットビジネスは稼げるという思い込みで
軽い気持ちで参入しても、思ったように稼げないと、
大多数が悩んで悪戦苦闘し、挫折しているのが実情のようです。
●ネットビジネスの趨勢
ネットビジネスの世界はずいぶんと変化してきました。
2000年初頭に情報起業やアフィリエイトに参戦していれば
確かに成功確率はもっと高かったかもしれませんが、
現在では、今までのやり方では通用しません。
市場は飽和状態なのです。
ネットビジネスをこれから始めるにしても、従来のやり方では
もはや稼ぐことは難しいでしょう。
切り口を変えれば稼ぐ手法はあるかもしれませんが、
ネットビジネス過当競争の現在では、旧来のやり方では通用しなくなってきているのです。
ネットビジネスがはやりだした2005~2008年頃に比べると
情報起業やアフィリエイトを始めたいという人の動機が
変わっています。
当時は「情報起業で1億円稼ぐ!」「月収100万円を達成したい!」
といった人が大半でしたが現在では「月5万円でもいいから
給料以外の収入が欲しい!」「まずは月10万円を達成したい!」
といった、現実的スケールに変わってきました。
ネットビジネスにあまり過大な期待をしないように
なってきています。
当時と比べると日本の状況、個々人の経済状態は
より深刻になってきているので、ネットビジネスを始める動機も、
より切実で現実的なものに変化しているようです。
情報商材を売る側にも大きな変化が見られます。
当時は単価数万円の教材が主流だったのに比べ、
現在は高額なビジネス塾がずいぶん増えてきました。
期間半年~1年程度のネット塾で10万、20万円以上のものや、
50万円以上のセミナーもあります。
それほどの高額塾でも売れ行きは好調のようです。
それだけ将来に対する不安や悩みが
切実で大きいのでしょう。
しかしそれだけの大金を払って本当に稼げるようになった人は
どれくらいいるのかははなはだ疑問です。
調べようもありませんが、実際に稼いでいるのは
その高額塾の主催者であるという事はわかります。
外づらを変えて同じようなノウハウを高額で販売するのも
どうかと思いますが、買う側はそれが本物かどうかを
慎重に嗅ぎわける必要があるのです。
このように現状ではネットビジネスは過渡期にあり、
非現実的で過剰な期待を抱いて始めても副業とまでは言えない
小遣い稼ぎに終わってしまう可能性が大です。
簡単に思うような結果を出すことはなかなかできないようです。
●新しいネットビジネスとしての<オンラインMLM>の可能性
従来からのネットワークビジネスはリアル(オフライン)での対面口コミ勧誘で活動しますから
ネットビジネスではありません。
ところが21世紀に入ってからインターネットで展開する新しいネットワークビジネスが登場しました。
これはインターネットを使いますからネットビジネスのひとつと言えますが
これには他のネットビジネスと決定的な違いがあります。
それは最終的に権利収入になる可能性があるということです。
他のものは全て何年続けても労働収入なのです。
権利収入とは経済的自由を意味し同時に時間的自由も得られます。
一攫千金を求めるならネットワークビジネスは除外してください