◆38度線のサングラスとゴリラの目には驚くべき重要な共通点があった
朝鮮半島の軍事境界線いわゆる38度線を境に
北朝鮮と韓国の兵士が緊張状態で対峙していますが皆サングラスを着用しています。
雨でも曇りでも天気には関係なくです。
ということは目を保護するためではありませんね。
ここでは走ってもいけないし指差しなどとんでもないことなのです。
微笑んでもいけません。
命に関わる行為です。
それほどに一触即発の緊迫した空気に包まれているわけです。
このような状況の中ではお互いコミュニケーションはいっさい無用です。
下手なコミュニケーションは災いの火種になる危険があるからです。
もし、サングラスをしない裸眼でいたらどうなるか。
目と目が合っただけで… ここでは口ではなく「目は災いの元」なのです。
つまり、この場合のサングラスは目に蓋をして目によるコミュニケーションを
遮断させるために必須のアイテムなのです。
●人間は目のコミュニケーション機能を高めるために白目を露出させた
ゴリラの目を見ると白目がないように見えます。
眼球に白目の部分はありますが奥に隠れているため見えないのです。
サングラスをかけなくてもどこを見ているか定かではありません。
コミュニケーションはいいことばかりではありませんね。
必ず正確に伝わるとは限りません。
誤解や全く逆の意味に伝わる場合さえあります。
使い方やその内容によっては予期しない争いを生じさせる場合もあるものです。
ゴリラは見かけによらず臆病で争いを好まない動物なのです。
無用な争いを避けるためには知らんぷり、われ関せず、かまわれるのは嫌、
を貫いた方が平和なのです。
人間も、もともとはゴリラの目 と同じだったと考えられています。
しかし人間は諸刃の剣とも言えるコミュニケーション能力の獲得を選びました。
いままで隠れていた白目の領域が大幅に露出し人間独特の目へと進化したのです。
その結果「目は口ほどにものをいう」というほどの働きをするようになったのです。
集団で狩りをする時などは、声は出せませんから
目によるコミュニケーション(アイコンタクト)が絶大な効果を発揮した事でしょう。
●ゴリラを観察するために開発されたという
面白いメガネ(おまけの話)
人間がゴリラの目を見つめていると襲われます。
目と目を合わせることは敵意の表現と見なされます。
檻の中のゴリラなら襲われませんが興奮させることになるでしょう。
ゴリラを観察するときにサングラスをかけるという手もありますが
こんなメガネもあるのです。
これならゴリラも見つめられているとは感じないようです。
ところで、これを38度線のサングラスの代わりに使う、というのはどうでしょう?
試しにやってみるといっても命がけですね。
あなたならどう思われますか?
◆「雇われ脳」のままでは下流化社会を生き抜けない