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◆最年少で卓球日本一、平野美宇の言霊戦法をビジネスで活かす

2021/06/18
 
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僕は卓球を少し齧っています。

卓球は長いこと、暗いといわれてきましたが、福原愛ちゃんをはじめ
若い選手の台頭やここのところの日本勢の活躍で
もはやメジャースポーツになりましたね。

グラウンドの競技に比べたら動く範囲は狭いですが
運動量はヒケをとりません。

それと集中力はボールが小さいだけに高度なものを要求されます。

僕はスポーツ全般好きですが実際やっているのは
少林寺拳法(スポーツではありませんが)、卓球、水泳です。

この三つに共通するのは歳を気にしないで続けられること。

卓球の場合はたしかにフットワークは衰えますがそれをカバーする
テクニックが身に付きます。

僕の師匠は71歳で60人以上の会員を擁するクラブの代表です。

現役プレイヤーで先日も区の大会で優勝しました。足元にもおよびません。

さて、本題です。

16歳9か月。史上最年少で卓球日本一に輝いた平野美宇選手の記事を
読みました。

平野美宇選手は1月22日の卓球全日本選手権女子シングルスで
大会4連覇を狙う女王・石川佳純選手(23歳)を降ろし優勝を果たしました。

 

●強気の発言は自分を鼓舞して積極性を高める

 

4連覇を逃した石川の言葉が平野の進化ぶりを窺がわせます。

「正直何が起こったか分からない…。」、
「レシーブがスマッシュのようだった。」

無理にボクシングにたとえれば
「ジャブがストレートパンチのようだった。」ですね。

一方の平野の言葉は「リオ(五輪)に出られず、悔しくて
絶対優勝したかった。」

決勝前日にも、「(石川に)勝てる。」「優勝したい。」と
臆することなくその気持ちを言葉にしていたといいます。

優勝で手に入れた5月の世界選手権への出場について聞かれても、

「中国人を倒してメダルを取る。」と言い切ったのです。カッコイイ!

平野の転機は、リオ五輪の代表から外れ、補欠で五輪に同行したことでしょう。

そこでは代表組のプレーを客観的に、徹底的に観察したそうです。

そして「代表になれなかったのは五輪への思いが足りなかったから。」
ということを改めて感じたといいます。

 

●言霊戦法が平野を大きく変えた

そこから強い気持ちを意識するようになったことと、
プレースタイルがラリー重視から一気に超攻撃的に変わったことは、
もちろんリンクしていることだろう。
勝つためには、相手のミスを待つのではなく自分から積極的に仕掛けていく。
それが石川も度肝を抜かれた、レシーブではあり得ないショットを打ってくる
平野のスタイルだった。
優勝した夜に出演したNHKのスポーツ番組でも、早くも「東京五輪で
金メダルを取りたい。会場も同じ東京体育館なので…。」と宣言していた。
こうした強気の発言で、一気にその実力がブレークするのはまさに若さの特権だが、
目標ややりたいことをきちんと言葉にすることの効能は、世代を問わず、
仕事を問わず、私たちにとっても大事なことだろう。
それを言葉にすることで自分の中の意識が高まり、決心や覚悟が決まることも確かだ。
高すぎる目標がプレッシャーになることもあるが、
どうせやるなら自分の思いを言葉にした方が潔い。
平野選手は、こんなこともメディアに向かって言っていた。
「もう好感度は気にしない。嫌われても、勝てばいい。」
これを言っているのが16歳の女子選手である。
「嫌われないように立ち回る」は大人の処世術だが、時には
「嫌われたってかまわない…」と、我を出して自分のスタイルで仕事をするのも
大人の仕事術ではないだろうか。

(スポーツライター青島 健太氏の記事より抜粋)

全く同感です。ビジネスシーンでも活かせる言霊戦術、ですね。

 

 

 

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