◆いつまでも若くいたいなら睡眠不足に気をつけることが大事
睡眠不足がいかに老化にとって問題な行為であるか、について書きます。
質が悪くても睡眠を取らないよりは取った方が良いのです。ジャンクフードを食べることや全く運動しないことよりも何より体に悪いのは睡眠不足であることを覚えておきましょう。
睡眠不足が引き起こすうつ病
睡眠不足が続くと体と脳に炎症が広がります。これにより脳にアミロイドβ(ベータ)やタウタンパク、炎症性物質などが溜まりうつ病が起きやすくなったり悪化したりすることが分かっています。日本の研究でも学生を対象にした調査で睡眠不足とうつ病の間に強い相関関係があることが多くの研究で示されています。
単に相関があるだけでなく、睡眠不足がうつ病を引き起こす要因の一つである可能性が非常に高いと考えられています。睡眠不足によって、脳内の神経伝達物質のバランスが崩れたり、ストレスホルモンが増加したりすることで、うつ症状が現れると考えられています。
このうつ病に関しては炎症性物質が溜まり脳で炎症が起こることが原因とされていますがこの炎症は他にも多くの問題を引き起こします。
従って良質な睡眠を確保することがいかに重要かを理解し夜の過ごし方を見直してみましょう。というのも脳に炎症が広がることで睡眠の質が低下し眠りにくくなることが明らかになっているからです。つまり睡眠不足がさらに睡眠の質の低下を引き起こすというとんでもない悪循環が生じるのです。
高齢になるほど気をつけるべき睡眠不足
また高齢者の睡眠不足も深刻な問題です。年を取ると日中の活動量が減り不眠になりやすくなります。寝床に入っている時間は十分なはずなのに実際には眠れていないという高齢者がたくさんいます。
認知症になるとこの状態はさらに悪化し連続で何時間も眠ることが難しくなるとも
言われています。こうなると睡眠時間を十分に確保することも難しくなり睡眠の質を
上げること自体も困難になります。ですからその前に対策を講じることが大切です。
夜に交換神経を刺激するようなことを避けることを心がけてください。睡眠はただ長ければ良いというものではなくその質も極めて重要です。そしてその睡眠の質は脳の健康やうつ病、認知症にも大きな影響を与えます。寝不足や夜間の過剰な脳への刺激が脳の炎症を引き起こしその炎症がさらに睡眠の質を下げるという悪循環を断ち切り質の良い睡眠をたっぷりと取ることが大切です。
質の良い睡眠をたっぷりと取ることがいつまでも若々しくいるためには大切なことです。
◆何歳になっても飛び抜けて若い人が毎日続けている意外な習慣