◆「接近勾配の法則」でやる気を自由にコントロールする
何かを最後までやり遂げる際にやる気を引き出すための
有効な方法があります。
それは「接近勾配の法則」を意識的にうまく利用するということです。
●「接近勾配の法則」とは
例えば、あと少しでノルマ達成というところまで来ると
自然にやる気がアップしたという経験はないでしょうか。
これが「接近勾配の法則」といわれるもので、
ゴールや目標達成に近づくと意識しなくても集中力、やる気が
それまで以上に高まるという現象です。
「接近勾配の法則」を利用するためには
達成する目標を設定しなければなりません。
ブログを始めるときに100記事をいつまでに書こうという
目標をたてます。
仮に1日1記事休まずに書くとすると100日ですから
3カ月と少しかかります。
この場合およそ70~80記事くらい書いた時点で「接近勾配の法則」が
働きそうですが70~80記事に到達するまでがなかなか大変でしょう。
そこで最終目標は変更する必要はありませんが100記事に至るまでに
10記事、30記事、50記事と小目標を設定します。
そうすることによって、それぞれの小目標の手前で
「接近勾配の法則」が働くわけです。
いきなり100記事の目標に向かってひた走るよりも
ずっと気が楽になりますし達成の可能性も高まるのです。
●日々のタスクでもやる気を引き出す方法
また、「接近勾配の法則」は日々のタスクにも働かせることが
できます。
それはひとつのタスクが終わる寸前にわざと中断するのです。
やりかけの仕事を残して、例えばランチにでかけます。
戻って再開する時は「接近勾配の法則」が働くので
すぐに仕事が片付きます。
一日の終わりにも、その日のうちに終えられそうだったタスクを
わざと残すのです。
翌日はその続きから始める事になりますが
タスク達成は目に見えている状態ですから
「接近勾配の法則」によってスムーズに取りかかれ一気に進むでしょう。
そしてそのタスクが終わってもモチベーションは高まっていますから
そのまま次の仕事に集中して入っていけるのです。
このように「接近勾配の法則」をうまく利用することで
やる気をコントロールできるのです。
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