◆サーチュイン遺伝子がもたらす驚くべきプラス効果と逆サーチュイン効果
(画像はイメージです。記事中の「サルでの実験」とは関係ありません。)
誰しも一度しかない人生が楽しいものならば
1秒でも長く生きたいと思うのではないでしょうか。
中には楽しくないということで(他の理由もあることでしょうが)
自死を選択する人もいます。
僕にとって最もショッキングだったもののひとつが三島事件です。
●生き物が生き続けようとするのは大自然の摂理
人間以外の生物に自死はありません。
(厳密にいうと例外的に増え過ぎてなどの理由から
集団自殺する生物はごく稀にいるようですが。)
生まれたからには生き続けようとするのは自明の理ですね。
しかし個体の存続は永遠ではありません。
そこで生殖により親の遺伝子を継承した子をつくります。
進化の過程で単細胞生物では環境適応能力が低いということで
男と女をつくりました。
出来るだけ親と違う形質をつくるという目的ですね。
それによって新たな大きな悩みを人間は抱えこみました。
同じ形質のコピーしかつくれない単細胞生物では環境の変化に対応できないと
すぐに死んでしまいます。
そこで有性生殖により違う遺伝子をブレンドして多様な新しい形質をもつ子孫をつくるのです。
さて、この大自然の摂理を調べていく中でサーチュイン遺伝子なるものに出会いました。
●何年もかけて実証されたサルでの実験
同じ年齢のサルが別々のケージにいます。人間でいうと80歳相当。
一方は体毛が薄くところどころハゲていたりしていかにも老サル。
片や毛はふさふさ顔の色つやも良くて歯も抜けていません。
とても年齢相応にはみえません。
全く同じ環境の飼育室で育てられていますがひとつだけ違うのはエサ。
エサの質が違う?
片方は普通のエサでもう一方は何か特別な栄養素が入っている?
そう思いました。
ところが違うのはエサの量だったのです。
若く見えるほうはその量がたしか30%減、つまり7割相当のエサしか
与えられていなかった。
これはNHKの番組を観た記憶を元に書いているので細かい部分は
正確ではないかもしれませんがだいたいそんな割合です。
何故不足気味のエサで育てられた方が若いのでしょう。
充分なエサの方が若くいられそうに思えますし長生きしそうに思えます。
ここにサーチュイン遺伝子なるものが介在しているというのです。
普段は眠っているのですが飢餓状態に陥るとサーチュイン遺伝子が
目を覚まし活性化。
さまざまな生命維持のための機能が一斉に強化されるのです。
飢餓状態でもなんとかして出来るだけ少しでも長く生きるための
進化の賜物だそうです。
飢餓状態までいかなくても、いつもやや空腹気味の状態でいると
働きだすそうです。
逆に、いつもたらふく食べている人は脳がサーチュイン遺伝子の出番ナシ
と判断するためサーチュイン遺伝子は眠りっぱなしということですね。
人間もこれを利用して常にやや空腹状態でいると
サーチュイン遺伝子が働くのです。
●切羽詰まってからはじめても効果は薄い?
理想的には若いころから大食いを慎んだ生活を続けるということでしょうか。
ただ成長期は充分な栄養と量が必要だと思います。
また、量は減らしても栄養は偏らないような配慮がいるようです。
しかし80歳から食事の量を減らしたとしても残念ながら
あまり効果は期待できないでしょう。
人生を1秒でも長く続けたいならまずは楽しい人生にしなければなりません。
そしてサーチュイン遺伝子の力を借りましょう。
楽しい人生にすることもサーチュイン効果を得ることも不断の努力が必要ですね。
ところで、人生を不機嫌にさせる経済の問題を解決するには稼ぐしかありません。
より多く稼ぐためには今までの考え方を時代の変化に合わせて
変えることが必要かもしれません。
何事も切羽詰まってからでは遅いのです。
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