◆何歳になっても飛び抜けて若い人が毎日続けている意外な習慣
その意外な習慣のひとつは夜を静かに落ち着いて過ごす。ということです。あなたは睡眠の質と老化が深く関わっていることをご存知でしょうか?老化というと若くなる食べ物や老ける食べ物といった風に老化と食事を結びつけて考えがちです。が実はそれ以上に睡眠の質が老化に深く関わっています。そしてその睡眠の質を決定付けるのが夜の過ごし方です。
自立神経の状態が睡眠の質を決めている
なかなか寝つけない明け方に目が覚めるといった睡眠の問題は体の中で交感神経が活発になっている証拠です。交換神経はまるで車のアクセルのようなもので体を活動的に保ちます。しかし交感神経が強く働きすぎると体内で活性酸素が増えやすくなります。特に夜間に交感神経を働かせすぎると日中よりも多くの活性酸素が体内で発生してしまうことが明らかになっています。
自立神経には交換神経の他に副交換神経というブレーキのような働きをす。る神経もあり夜になるとこの副交感神経が働いて体を落ち着かせリラックスさせる役割があります。しかし交感神経があまりにも強く働いているとこの副交感神経の働きが弱まってしまいます。
その結果夜も落ち着かず質の良い睡眠が取れなくなってしまうのです。本来は副交感神経が優位になってゆったりと過ごすべき夜に交感神経が働いているわけですから体に無理が生じ大きなストレスが生まれこのような現象につながっていくわけです。考えてみれば当然のことですよね。睡眠の質が悪くなると体には本当に様々な悪影響が現れます。
睡眠の質が低下するとどうなるか
例えば免疫力が下がったり心臓に負担がかかったりといった健康への悪影響が上げられます。さらに活性酸素が増えると肌が荒れやすくなり老化の原因にもなります。良い睡眠は肌の健康や全体的な老化防止にも大きく関わっていることを忘れてはいけません。
また本来であれば副交換神経が優位になるべき夜に交換神経が活性化するとそれだけで体に強烈なストレスがかかります。そのストレスによってさらに交感神経が活発化し体内での酸素消費が増え活性酸素が多く作られるという悪循環に陥ってしまいます。
さらに交感神経が活発化し活性酸素が作られると体内ではエイジズ(終末糖化産物)も大量に発生します。活性酸素が多くなると体内の細胞が傷つき炎症が起こります。さらにエイジズが作られることで体が自然に活性酸素を除去する力つまり抗酸化機能が弱まってしまいます。すると活性酸素の働きが強くなり炎症がさらに広がっていきます。そしてその炎症自体がまた新しいエイジズを作る原因になり活性酸素とエイジズが体内に溢れてしまいます。つまり細胞が傷ついて炎症が起きるとその炎症がさらなる炎症とエイジズの生成を促すわけです。
エイジズとは(AGEs)」は終末糖化産物と言うもので、体内に蓄積された過剰な糖分と蛋白質が結合してできるこれも「活性酸素」や「酸化ストレス」と同じくエイジング、老化を促進する物質となります。 簡単に言い換えると「老化物質」ということです。
お分かりでしょうか、ただ夜に少し交感神経を優位にしてしまっただけでこれほどひどい体内状態を引き起こしてしまうのです。現代人は日中仕事などで忙しいため夜にしか遊びに行く時間がないという方も多いでしょう。また遊びに行かなくても夜に家でスマホやテレビを見て過ごす方も多いでしょう。これらの行動は本来のDNAに適していないため交換神経を高め体をボロボロにしてしまうのです。
逆にいつまでも若々しくいられる人は夜にリラックスした生活を送っています。部屋の電気を暗めにし落ち着いた音楽をかけてゆったりと過ごす。ヨガなどを行うのも非常に良いでしょう。このような本来の人間のDNAに即した生活を夜に行うだけで若さを保つことができるのです。
もちろんいつも完璧な生活を送ることは難しいかもしれませんができることから始めることが大切です。例えば光を浴びずに過ごす。スマホをなるべく触らないようにするなど小さな工夫から始めましょう。本来の人間の生活を取り戻すことでいつまでも若々しくいられます。是非夜に交感神経を刺激するような行為を減らしていきましょう。
◆これを続ければ実年齢よりずっと若く見える人になれます!