◆「ネットワークビジネスの成功確率は何%?」が愚問なワケとは
もし「ネットワークビジネスの成功確率は100%です」
と言って勧誘したら違法行為となるのは当然です。
「必ず成功する」「必ず儲かる」と言うのと一緒で、嘘だからですね。
明らかな不実告知となってしまいます。
ところで成功確率とはいったい何なのでしょうか。
成功確率が高いほうが何となく成功できそうな気がしますが、
実は私にはよくわかりません。
そもそも「成功」というものの捉え方は人によってそれぞれ違います。
「成功の定義」と言っても曖昧なものではないでしょうか。
一昔前では「ネットワークビジネスで月収七桁!」のような煽り文句が
あちこちで聞かれました。
まるで、いきなりそうなれるかのような言いっぷりですが、
実際は月収100万円に到達するまでにはそれなりの努力と時間が必要です。
確かに月収100万円の権利収入を得られるようになれば成功と
言えるかもしれませんね。
しかし、人によっては月収10万円で家計が大助かり、月収50万円になり
会社を辞めてネットワークビジネスを本業にできて大成功!という人もいます。
つまり「成功」を客観的に定義づけた上での「確率」とはいえないのです。
もうひとつ、「確率」と言う以上はある時間をかけて誰かが統計をとる必要があります。
何千とあるネットワークビジネス主宰会社、しかもそれらが
全て何十年も継続して存在しているわけではないのです。
毎年のように新しい会社ができる一方3年も持たずに
撤退する会社も後を絶たないのが現状です。
しかもネットワークビジネスに参加した多くの人は
1年もしないうちに辞めてしまいます。
このようなことから総合的に判断すれば「成功確率」とは何の確証もない、
誰が調べたのかもわからない非科学的な言葉にすぎません。
このような、イメージだけの言葉を判断の材料にすることは
無意味なことです。
●「できるかできないか」ではなく「やるかやらないか」
うまくいく確率が高いものならやってみよう、低いならやめておこう
という発想があるならすぐに捨てるべきです。
そのようなマインドではできそうなことも失敗に終わる可能性が高いのです。
ちょっとした壁にぶち当たっただけでこの先はできそうもないと
すぐに諦めてしまうということです。
行動を起こさずに成功した人はいません。
行動を起こしても継続できないというのも同じ事で、
行動をストップした時点で成功確率は0ですね。
「できるかできないか」を問題にしていてもやらない限りは
いつまでも待っても状況は変わりません。
「成功確率100%のもの」を探し続けていても時間の浪費です。