◆ネットワークビジネスの「アップ」、「ダウン」は上下関係ではない

ネットワークビジネスの世界でよく使われる
「アップ」、「ダウン」という用語ですがそのままに解釈すれば
「上」、「下」となります。
しかし実際は、「上」は「上司=目上」、「下」は「部下=目下」
というような意味ではありません。
ネットワークビジネスでは会社などに雇用されているのとは違い、
一人ひとりが個人事業主でありその意味では対等な立場にあります。
ですからそこに会社組織にみられるような
厳格な上下関係は存在しないのです。
関係としては「ビジネスパートナー」ということができるでしょう。
ところが「アップ」は偉いもの、「ダウン」は未熟な初心者、
のように勘違いしている場合があります。
「アップ」にはへつらい「ダウン」には偉そうにふるまう、
そんなメンバーもたまにはみかけます。
これはネットワークビジネスを正しく理解していない
ということです。
●「アップ」は「上」でなく「先」、
「ダウン」は「下」でなく「後」
自分より先に同じネットワークビジネス会社に入会した会員が
「アップ」であり自分より後なら「ダウン」ということです。
しかし対等ではありますが先輩、後輩の関係であることも
忘れてはいけません。
いわば先に生まれたか後に生まれたかのようなものですね。
兄は弟より偉いわけではありませんが
先に生まれて先に成長している分自然に
下の面倒を見るものですよね。
●「ダウン」の育成は「アップ」の成果にもかかわる重要な仕事
ビジネスにおいては「アップ」と「ダウン」の関係は
兄弟姉妹のように利害のない関係ではありません。
「アップ」が「ダウン」を教育するのは
ボランティアで行うのではありません。
ネットワークビジネスでは「ダウン」の成長は「ダウン」に
成果を産み、そしてそれはそのまま「アップ」の成果、
チームの成果につながってゆくという仕組みなのです。
だから「ダウン」は「アップ」に気兼ねなく
フォローしてもらうことができるのです。
つまりそれがWin-Winの関係となっているのです。
そこには日常生活の一般的なものとはちょっと違う、
いままでの経験を超えた人間関係が築かれます。
上下関係ではなく、尊重し合い信頼し合う、
遠慮なく何でも相談できる強固な関係を築くことが
お互いのビジネス発展につながるのです。
●強い絆で連綿と繋がるラインのチームパワーで組織が拡大していく
自分を起点にして自分を勧誘、紹介してくれた人は直アップ、
自分がリクルートした人は直ダウンといいます。
ここで家系図をイメージしてください。
自分の上にはアップライン、下にはダウンラインが続きます。
ビジネス活動がスタートすると、そこには様々な困難が
待ち受けているものです。
特に初期段階では次から次へと問題が発生することでしょう。
そこで諦めず自ら解決しなければそこから先へは進めませんが、
自分一人で解決できないことも多々あります。
そんな時アップラインの力を借りることができるのです。
それは頭を下げてお願いするというものではありません。
ネットワークビジネスの人間関係は単に繋がっているだけのもの
ではないからです。
それは先述したようにただの上下関係ではなく
お互いに尊重し合い信頼し合う関係、共通の利害を持つ
強い絆で結ばれた共生の関係です。
これは他ではみられないネットワークビジネス独自の
人間関係であり、チームパワーの源になっているもの
ではないでしょうか。
◆副業中でもビジネスオーナーとしての自覚をしっかり持つこと