月利最大20％？仮想通貨（暗号通貨）がらみのMLMで投資詐欺

暗号通貨（仮想通貨）を使ったネットワークビジネスの詐欺が横行しているようです。

預けておくだけで利益が出るといって騙しとる、必ず上場するといってICO（新規仮想通貨公開）の資金をだまし取る、コミュニティに誘って高額な情報を買わせるなどです。

MLMのかたちをとっているものは投資の利益と紹介報酬が入り最大で月利２０％というから凄い話です。

 

＊MLM（連鎖販売取引）と違法な無限連鎖講（ねずみ講）の違いを知らないと火傷の危険が

 

消費者庁のホームページには、「無限連鎖講は、物品・権利の販売や役務の提供という経済活動が伴わない点、および破綻が必然的である点において、連鎖販売業と区別される」とあります。

運用方法を売る手段といってもそれは方便で、運用益に見合わない高利回りで、新たな出資者がないと破綻してしまうのは無限連鎖講（ねずみ講）です。

ここでしっかり押さえておくことは、MLM（マルチレベルマーケティング＝ネットワークビジネス）は連鎖販売業であり合法、ねずみ講は違法である、ということです。

ねずみ講では主催業者だけでなく参加者が違法と知らずに新たな参加者を勧誘しても罰せられますから、気をつけなければいけません。

セミナーやWEBで儲かっている人の話を聞いたり読んだりして自分も儲かると錯覚し参加してしまいます。

しかし、投資であれ何であれ「必ず儲かる」というものはありません。

理解できないものに手を出すのはやめたほうがいいのです。

特に昨今の仮想通過（暗号通貨）などは過去に存在しなかった新しいものですから簡単には理解できません。

それ自体は違法ではありませんがその解り難さをうまく詐欺に利用しているのです。

ブームに踊らされ、乗せられて理解できないまま参加すると火傷します。

 

＊いまだにねずみ講は姿形を変えて生きている

 

今まで知らない新しいことにチャレンジするのはいいことです。

コロナショックの昨今ますます低迷する本業。

なんとか副業やもう一本の収入源が欲しいと焦って罠にハマる人は多いのです。

しかし何に取り組むにせよ新しいことを始めるのであれば、それについての知識を得るために学び、理解しなければなりません。

生半可な理解ではじめて騙されても、騙された方にもいくらかの非があるのです。

ねずみ講などもう死語かと見えますが、このようにしてその仕組みが悪用され生き残っています。
まさに油断も隙もありませんね。

現状を良いほうに変えようとして取り組んだものの、やらない方が良かった、やって悪くなってしまった、という悲惨な結果にならないように気をつけなければいけません。

 

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