◆「飛躍的」成功という言葉にだまされないために

「飛躍的」成功とは、何かを始めたらすぐに成功した、結果が出た
というイメージでしょうか。
「飛躍的」という言葉は憧れの言葉のようです。
しかしこの一見魅力的な言葉ですが、ちょっと深く考えてみると
多くの人がだまされているような気がします。
●「いつか」という日はいつか来るのか?
何もしないで「いつか」という日が来るのを待つことは
現実逃避にすぎません。
いつか時間ができたら~とかいつかスキルが身についたら~、
という考えは成功に背を向ける思考です。
「いつか」という日は存在しません。
あるのは「今日」だけです。
明日になれば明日が今日になり今日は昨日になります。
その先もずっとその繰り返し、生きているのは過去でも未来でもなく
現在、今日だけです。
いつか「飛躍的」成功が訪れる、そんなことはありません。
人生はお伽噺ではありませんから。
●成功者は宝くじに当たらないとは?
宝くじを買って当たったらそれは「飛躍的」成功でしょうか。
成功者は「成功とはたまたま転がり込んでくるものではない」
という真実に気づいています。
ですから宝くじを買わない、だから当たらないということです。
今回はずれたから次も買ってみよう、それもはずれたら、
借金してでも当たるまで買い続けるぞ!
これは「成功するまで諦めない」と似ている気がしますが
全く違います。
宝くじの当たり外れは他力本願、本人の努力とは
全く関係のないことです。
何もしないで「飛躍的」成功が訪れるのを諦めずに待つだけなら
宝くじのほうがマシかもしれません。
●アームストロングの「小さな一歩」
アポロ1号で月に行き人類初の月面を歩いた男の言葉ですね。
しかし「小さな一歩」は人類にとっては非常に大きな
偉大な一歩でした。
本当の「小さな一歩」とは人間が月に行くには
どうすればいいかという構想を最初に練り始めたことです。
そしてそれに続く天文学的な数の「小さな一歩」が積み重なって
あの1969年の偉大なる「小さな一歩」として実を結んだのです。
●「飛躍的」成功に憧れ、崇拝するのはナンセンス
成功に限らず「飛躍的」に思われるような結果は
突然起こるわけではありません。
突然そうに見えていてもそうなる前に長い間の
小さなことの積み重ねがあったということです。
結果だけを見ていてはだまされ続けることになります。
スポーツ、生活、仕事、遊び、どんな場面であれ
勝つか負けるか、成功するかしないかを分けるのは
ほんの少しの差です。
しかしその差を生みだすのは時間をかけた小さなことの
積み重ねなのです。
(参考文献:きこ書房「スライトエッジ」)
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